+CEL(セル)ランドセル

セイバンの新ブランド「+CEL(セル)」をレビュー

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  • 2025年モデル
    ※ 販売中
≪特徴≫
  • セイバンの新ブランド
  • 人工皮革(アンジュエール)
  • シンプルな形状
  • 染色家とのコラボあり

ランドセルをレビュー

セルランドセル

セイバンの新しいブランド「+CEL(セル)」を見てきました。初年度(2024年モデル)は、伝統的フォルムを追求した「PLAIN(プレーン)」のみでスタートするそうです。

セルランドセルの素材感

こちらの素材はアンジュエール(人工皮革)ですが、第一印象で「コードバンかな?」と見間違うほど、いい感じの質感があります。

セルランドセルの側面

ランドセルの側面が端正に感じるのは、縫い目のピッチが細かく均一だからでしょう。

セルランドセルの背カン

意外だったのは肩ベルトを取り付ける「背カン」の動きです。セイバンといえば「天使のはね(左右連動型)」ですが、「+CEL」の背カンは左右分離型でした。

セルランドセルの錠前

金具類はアンティーク調で高級感を感じさせます。

セルランドセルの前ポケット

前ポケットには「+CEL」のロゴ型押し。

セルランドセルのネームカード

プライバシー保護の観点から、ネームカードは前ポケットの内側。何気ないカードのようですが、こちらのロゴも型押しされ、細かいところまでお洒落です。

「+CELランドセル」は、かぶせ裏のデザインが5パターンあります。

セルランドセルのかぶせ裏(のぞみ)

こちらのかぶせ裏は「のぞみ」。アルファベットを文字ではなく、図形として捉えた柄です。

セルランドセルのかぶせ裏(よろこび)

かぶせ裏「よろこび」は、新生活が始まる子供達の勢いと、贈り主が子供に感じている喜びを表現した柄です。

セルランドセルのかぶせ裏(のぞみ)

これらのデザインを手掛けているのは、染色家の柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)さん。

※ 柚木 沙弥郎は、染色だけでなく「絵本・版画・立体作品」にも取り組み、国内外で数多くの個展を開催するアーティスト。

《受賞歴》

  • 1950年 - 第24回国展にて国画奨励賞
  • 1958年 - ブリュッセル万博にて型染壁紙が銅賞
  • 1990年 - 第1回宮沢賢治賞
  • 1996年 - 絵本「魔法のことば」が「子どもの宇宙」国際図書賞
  • 2020年 - 第1回JAPAN天心賞特別賞

セルランドセルのかぶせ裏(あかつき)

かぶせ裏「あかつき」は、夜が明けようとしている美しい瞬間を捉えた柄です。

セルランドセルの反射キーホルダー

「+CEL」はシンプルなデザインで反射材はありませんが、付属品の反射キーホルダーがピカッと光ります。

値段&スペック

【PLAIN】

■価格:¥66,000(税込)
■重量:約1,170g
■マチ幅:約12cm(内寸)

≪主素材≫

  • アンジュエール(人工皮革)

セル「プレーン」 キャメル

セル「プレーン」キャメル 内側

≪カラー≫

  • キャメル
  • ネイビー
  • ブラック
  • レッド

≪コメント≫

もっともシンプルな伝統的デザイン。内張り&かぶせ裏も無地のベージュです。

【PLAIN のぞみ】

■価格:¥77,000(税込)
■重量:約1,170g
■マチ幅:約12cm(内寸)

≪主素材≫

  • アンジュエール(人工皮革)

セル「プレーン(のぞみ)」 ネイビー

セル「プレーン(のぞみ)」ネイビー 内側

≪カラー≫

  • キャメル
  • ネイビー
  • ブラック
  • レッド

≪コメント≫

かぶせ裏に柚木沙弥郎さん(染色家)の作品をあしらったランドセル。アルファベットを図形柄に落とし込んでいます。

店舗情報

+CEL(セル)ランドセルの販売は、展示会と公式HPのみです。

《販売会社》

株式会社セイバン
〒532-0011
大阪市淀川区西中島5-11-8セントアネックスビル5階
TEL:0120-749-440

+CEL(セル)
公式HP

まとめ

「+CELランドセル」は、シンプルで伝統的なデザイン。染色家のアートをあしらったバージョンもあり、とても興味深かったです。

今後は土屋鞄の「アトリエシリーズ」のようになるのだろうか? 従来のセイバン(天使のはね)とは、全く違うイメージなので、今後の展開が楽しみです。